天然石・パワーストーンの「クリスタル・ドリーム」のショップブログです☆ 本日の新作情報や、愛犬の獅子丸、今日読んだ本などを 主に掲載してます☆
「手紙」「さまよう刃」東野圭吾
2012-01-16 Mon 21:58


「白夜行」「幻夜」で、すっかり東野圭吾にはまってしまい、

次に読んだのは 

東野圭吾の「手紙」

手紙・・・という題名を見ると 何かラブレターとか
親と子の手紙とか 心温まるような話を 
読む前から なんとなく連想してしまってたんですが

読んでびっくり。

親のいない兄弟の兄が 弟をなんとしてでも
大学に進学させたい一心で ある邸宅に 盗みに入る。

そして そこで 老婦人に見つかりそうになり
捕まりたくない一心で がむしゃらのうちに 老人を殺害してしまう。

そして獄中から弟への手紙・・・なんですが

容赦なくリアル。

兄は 弟を思いやるような内容や、
日々の獄中での退屈な生活などを弟に向けて熱心に書いていているわけですが

心温まる感動話・・・では、もちろんなく

その弟思いの兄が犯した殺人という罪のせいで
優秀であった弟は どんなに頑張って自分で道を切り開いても
常に世間から 「殺人者の弟」ということで 差別され

好きな人と結婚もできず
出世もできず、やりたかった道もことごとく 
閉ざされ 全く努力の報われない日々を過ごしている。

そんな中に いつも届く兄からの手紙。

本で 弟のたどっている 不条理な人生をたどりながら

兄からの手紙を読むと
(内容は 弟を思いやる手紙で 兄は すごい凶悪犯としては描かれてないのに)
           
読みながら 弟にかけてる迷惑も知らず
ちょっと無神経ではないか・・・と いらっとする。

その反面、
「お兄さんはお兄さんで 弟を気かけてるんだ」
「どうしようもない 貧しさ無学からくる犯罪で
 それはそれで悲しい」と思ったりもする。

そして 最後に弟がボランティアで獄中に
歌いに行ったとき 後ろの席小さくなって
「すまんすまん」と手を合わせている 兄を発見するところなどが
泣ける。

加害者の兄を見ても ただ肉親であったという弟の人生を見ても
被害者の遺族を見ても どの方向から見ても
リアルに悲しくて こういう本を読むと
うっかり落とし穴に落ちて 犯罪をおかしたくない
(とりかえしがつかない)と 思う。




「さまよう刃」は 逆に
男手ひとつで 育て立派に成長した女の子を
未成年に暴行殺害された 父が
法に守られた未成年である犯人を 自分の手で
裁こうと 追いかける作品です。

これまた いろんな苦悩がすごくリアルです。

ラストにちょっと意外なところがあって
びっくりもさせられました。

「えっ、お父さんが 犯人の居場所に
 いち早く表れてたのは そういうことだったの。」と。
関連記事
スポンサーサイト
別窓 | | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑
<<絵本 | クリスタル・ドリーム | タイトルなし>>
この記事のコメント
手紙
手紙、読みました!

相変わらず、通勤時間中心の細切れ読書ですが、
本を開くとすぐに世界に入ることが出来て、
ぐんぐん引き込まれました。

>容赦なくリアル

確かに、私もラブレターを想像していたクチです。(笑)

守るもののために、強くも弱くもなるしかない、
人間の悲しさがせつなかったです。。
2012-02-19 Sun 19:29 | URL | こはり #-[ 内容変更]
Re: 手紙
こはりさん、

「手紙」ほんとに 予想を裏切る
現実的な 話だったですよね~

最後のところなど 涙が出るんですが
感動の涙とは違う、
人生の中のなんともいえない 
せつなさみたいな ものがあり
余韻が残る作品でした・・・
2012-02-21 Tue 09:32 | URL | mikou #-[ 内容変更]
top↑
コメントの投稿
 
 
 
 
 
 
  管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
top↑
| クリスタル・ドリーム |